会社は組織で動く。
つまり、上司と部下の関係が成り立っている。
役職によって、それぞれ権限が違う。
社長であれば、会社全体の責任を負う。
課長であれば、その課全体の責任を負う。
ただ、その権限の中で、部下に一部の権限を渡して仕事をしてもらうのが、権限委譲という。
すべての判断を課長がすることもできるが、案件が多くなると、捌ききれなくなってくる。
そうなると、仕事が止まり、部下や他部署、果てはお客さんまで迷惑がかかってしまう。
さらに、課全体のパフォーマンスが落ち、部下のモチベーションも下がってしまう。
モチベーションが下がれば、生産性が落ち、さらに仕事が増えて・・・・・・と負のスパイラルになってしまう。
そこで、権限委譲という方法がある。
仕事を、川の流れのように止めずに進めるためには、即断即決をする必要がある。
責任者は完璧な人間ではないので、得手不得手があるはずである。
苦手なところは、特異な部下の力を借りるのが、一番早いと思う。
部下に相談して、意見を聞き、自分の判断で結論を出す。それだけでも、部下に良い印象を与えるだろう。
さらに、仕事を的確に振り、部下の判断にて、仕事を遂行すれば、部下のスキルも向上し、モチベーションが上がると思われる。
ただし、仕事の振り方を間違えれば、丸投げと思われ、マイナスの影響を与える恐れもある。
簡単に権限委譲と言っているが、一筋縄ではいかないかもしれない。
しかしながら、これらに限ったことではないが、やってみないと、それのスキルは向上しないと思う。
まずやってみて、失敗したとしても、次に成功すればよいという考えが大事だと思う。
日本の教育方針は、失敗してはいけないという風潮があるので、難しいかもしれないが、やらなければ、成長はない。
致命的な失敗はしないように意識しながら、挑戦し続ければ、いつか、光明が見えるかもしれない。